30日で学ぶ高校英語|Day27【関係詞のおはなし②関係副詞と複合関係詞】

前回は、関係詞の概要と、関係代名詞についての説明を行いました。関係詞は、先行詞を修飾して、具体的な説明や補足説明をする節を導くはたらきがあることを確認しました。また、関係詞のうち、関係代名詞について確認しましたが、新しいことがらとして「所有格」の関係代名詞、制限用法と非制限用法について確認しました。

関係詞には、関係代名詞のほかにも、関係副詞、複合関係詞というものが存在します。特に、関係副詞は【前置詞+関係代名詞】の書換ができるものがありますので、このあたりもあわせて確認してまいりましょう。

 

関係副詞

関係副詞は、時、場所、理由、方法などを表す先行詞を、副詞的に修飾するものです。前置詞と関係代名詞との組み合わせに書き換えできるものもあります。

 

時:when ( = [in, on, at] + which )

(例1)Do you know the day when (on which) he comes here again?

「あなたは彼がまたここに来る日を知っていますか」

この例では、先行詞である「日付」が「どんな日」であるのかを表すために、「彼がまたここに来る日」で修飾しています。前置詞と関係代名詞の組み合わせでは、前置詞に「日付」になじむonを選びます。なお、先行詞の直後にwhenが来る場合は、whenを省略することができます(時の話をしていることがわかるからです)。

 

また、次の例のように、非制限用法でも用いることができます。

(例1-2) We haven’t met each other since 2008, when we graduated from our college.

「私たちはお互い、2008以来ずっと会っていない。その時私たちは大学を卒業した」

 

場所:where = [at, on, in, to ] + which

(例2)We live in Sapporo where (in which) we can enjoy a large snow festival in winter.

「私たちは、冬に大きな雪まつりを楽しめる(場所である)札幌に住んでいる」

この例では、先行詞である「札幌」が「どんな場所」であるのかを表すために、「冬に大きな雪まつりを楽しめる場所」で修飾しています。前置詞と関係代名詞の組み合わせでは、前置詞に「地域の中」がなじむinを選びます。また、非制限用法でも用いることができます。

 

理由:why ( = for which )

(例3)This is (the reason) why (for which) I decided not to go there.

「これが、私がそこへ行かなかった理由(なぜかということ)です」

この例では、先行詞がthe reason「その理由」となるのですが、関係副詞のwhyを明示する場合は、the reasonを省略することができます(明示しなくても理由だとわかるからです。後述「先行詞があるものとみなす場合」も参照願います)。その逆に、先行詞the reasonを残してwhyを省略することもできます。ただし、両方を同時に省略することはできないので注意しましょう。

また、非制限用法では用いることができないので、あわせて注意しましょう。

 

方法:how = the way [that, in which]

(例4) This map shows you how you can go there.

= This map shows you the way [that / in which] you can go there.

「この地図はあなたがそこに行く方法を示します」

この例では、how自体に「どのような」という意味があるため、方法を説明する関係副詞としてhowが用いられています。書き換えると、「方法」がthe wayで、これを先行詞とする関係代名詞は、thatまたはin whichの2通りを選ぶことができます。

非制限用法では用いることができないので、注意しましょう。

 

代用:that (when, where, whyの代用)

(例5)I’ll be there by the time that you arrive.

あなたが着くという時間まで、私はそこにいるようにします」

この例のように、when, where, whyについては、thatで代用することもできますが、その場合は、非制限用法を用いることはできないので注意が必要です。

 

先行詞があるものとみなす場合

(例6)This is where the man stood in the rain yesterday.

「ここが、その男が昨日雨の中立っていたところだ」

この例のように、先行詞が明らかにthe placeだとわかっている場合、先行詞を省略して関係副詞につなげることもできます。

 

複合関係詞

thatを除く関係詞(関係代名詞、関係副詞いずれも)については、語尾に”-ever”をつけることにより、関係詞の意味を次のように拡張することができます。

関係代名詞:「~する【関係詞の内容】は【どのようなもの】でも

関係副詞 :「【関係詞の内容】が~をしようとも」(譲歩の副詞節を導く)

 

(例7)You may study the subjects whichever you like now.

「あなたが好きな科目は何でも、今勉強してよいですよ」

※口語表現では、whicheverをno matter which(どれでも問題ない、というニュアンス)にすることが多いです。

 

(例8)Wherever you go, I wait for you to come back again.

「あなたがどこに行こうとも、私はあなたが帰ってくるのを待っている」

※口語表現では、No matter where you go, …とすることが多いです。

 

練習問題

34. 次の(1)~(6)の英文①・②がほぼ同じ意味になるとき、(  )内に適切な語句を入れましょう。

 

(1)① We have a big presentation today.

② Today is the day (        ) we have a big presentation.

 

(2)① No matter what they say, you don’t have to worry.

② (            ) they say, you don’t have to worry.

 

(3)① We will welcome everyone who loves music.

② We will welcome (         ) loves music.

 

(4)① I know the reason that you didn’t go to the party last night.

② I know (        ) you didn’t go to the party last night.

 

(5)① However hard I worked, my way of living wouldn’t get better.

② (      ) (         ) how hard I worked, my way of living wouldn’t get better.

 

(6)① The book tells you how you can earn enough money.

② The book tells you the (      ) (     ) (        ) you can earn enough money.

 

練習問題33.の答え

(1)  There are many trains ( which ) runs on this line.

「この路線を走る列車はたくさんある」

 

(2)  I met your father and your dog ( that ) was running together in the park.

「私は公園内を走っていたあなたのお父さんと犬を見た」

 

(3) His father, ( who ) doesn’t watch TV often, reads three newspapers

every morning.

「彼の父は、テレビはあまり見ないのだが、毎朝3紙の新聞を読む」

 

(4) The book, ( which ) we bought yesterday, is inexpensive.

「その本は、私たちが昨日買ったものだが、高価ではない」

 

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