確実にリスニング力が身につく5つの方法

英語が苦手な人の中には、「英語で話しかけられても相手が何を言っているかわからない」と自分のリスニング力にコンプレックスを抱いている人がいるかもしれません。
しかし、リスニング力は、英会話教室に行ったり留学に行ったりしないと身につかないわけではありません。ちょっとした工夫でだんだん聞き取れるようになってくるのです。今回はリスニング力が確実に上がる方法を5つご紹介します。

英単語・英文法を身につけリスニング力の土台を作る

英語の基本的なことがわからなければ、英語を聞いたときに音として認識はしても意味はくみ取れません。リスニング力を上げるためには、まず英単語や英文法を覚え土台を作ることが肝心です。基本的な英単語や英文法を覚えれば、リスニングをした内容を理解できるようになるだけでなく、知らない単語を聞き取りした際にスペルが推測出来たり、似た単語から意味を連想できたりするなど、困ったときに役立ちます。
しかし、新しく何冊もテキストを買ってお金をたくさん使う必要はありません。まず中学・高校生の頃の教科書や単語帳をもう一度見てみましょう。意外と忘れていることが多いことに気付くはずです。基本的なことであれば、中学・高校の英語をやり直すだけでほとんどが網羅されており、かなり勉強になります。これをクリアしてから自分のレベルに合わせたテキストを買っていけば良いのです。

ディクテーションをする

リスニングの練習は、手始めにリスニング用の教材で始めるのが良いでしょう。
しかし、教材を聞いて、教材についている問題を解いて終わりではリスニング力向上にも限界があります。それは受け身になりなんとなく内容を理解して満足してしまうからです。
そこでおすすめしたいのが「ディクテーション」です。ディクテーションとは、英語を聞きながらそれを書き取りする練習のことです。はじめは簡単な文でもなかなか難しいので、問題文が穴埋めになっているディクテーション専用のテキストをおすすめします。
それに慣れたら、ひとつの文章を丸ごとディクテーションしてみましょう。そしてどんどんディクテーションする量を増やしていきます。そうすると、「語彙が不足している」「聞き取りが苦手な音がある」など自分のリスニングの弱点がわかってきます。

シャドーイングをする

シャドーイングとは、聞こえてくる英語をそのまま声に出す練習のことです。聞き終わってから声に出すのではなく、聞いた瞬間にそのまま声に出します。単語だと一瞬で終わってしまうので英文で行いますが、はじめは短い文章で行い、慣れたらディクテーションと同じようにどんどん量を増やしていきましょう。
シャドーイングでは、ディクテーションでわかる弱点に加え、イントネーションやアクセントを正しく覚えているかもチェックできます。ディクテーションでも気付くことはありますが、ディクテーションは書く作業のため、見逃しがちなポイントになってしまいます。
またシャドーイングは、英語を話すスピードを体で覚えることができる点でも良い練習法です。ディクテーションとシャドーイングを合わせて自分のリスニング力の弱点を洗い出し、強化していきましょう。

英語のドラマ・映画を観る

英語のドラマや映画もリスニングの教材として適しています。英単語・英文法の基本的なことを覚え、ディクテーション・シャドーイングでリスニングに慣れてきたら英語のドラマや映画を使ってリスニングの練習をしましょう。
リスニング力に自信がある方はいきなり英語音声のみでドラマや映画を観ても良いですが、ドラマや映画となると、英語教材ではカバーしきれなかった語彙が出てきたり、登場人物も普通の人の話し方に近くなったりするため、初見での聞き取りはかなり難しいです。
英語の作品でも英語の字幕がついているものが多いので、それを利用しましょう。そして観終わったら、英語字幕なしでもう一度観ます。まだリスニング力に自信がない方は、日本語字幕で観て内容を把握してから、英語の字幕付きを観て、最後に英語の字幕なしに進んでも良いです。何回も観ることによってだんだん台詞が聞き取れるようになってきます。

英語のYouTubeチャンネルを観る

英語話者のYouTubeチャンネルもリスニングの教材として適しています。最近はあらゆる視聴者向けに字幕を設定している投稿者が多く、英語話者の投稿者でも英語字幕を付けていることがあります。また、英語字幕がなくても、自動字幕機能がある動画がほとんどです。ドラマや映画と同じく、場合によっては字幕を利用しながら何回も観ることによってリスニング力を上げていきましょう。

また、YouTubeを利用すると良いもう一つの理由は、投稿者が日常の話し方であることです。話すスピードもドラマや映画より早く、また、流行語やスラングなども使っていることが多いです。このような動画では今の英語話者の話し方を簡単に聞くことができ、日常会話に役立てることができます。

まとめ

リスニング力は、日々の勉強の仕方を少し意識してみるだけでも上がってきます。また、一人でも身近なものを使って上げることができるものです。さらにリスニング力を上げる勉強をする中で、相互作用として語彙力、スピーキング、ライティングなど他の能力も上がっていきます。今回ご紹介したものをぜひ今日から役立てて、楽しく英語学習をしてください。

 

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