英語ライティングの力をつけるための基礎知識

英語ライティングに取り組む上で、まず何を心がけるべきしょうか。
英語ライティングは、文法や読解に比べ、きちんと学ぶことが少なく、どう書けばいいのかわからないと言う学習者が多い分野です。
しかしながら、英検がライティングを採用するなど、その重要性は高まってきています。
今回はライティングにあまり取り組んだことのない人向けに、英語ライティングの力をつけるための基礎知識、文章の構成の仕方をお教えします。

 

アウトライン:トピックを選び、文の構成を考える

英作文を書く上で最も重要なことは、いきなり書き始めるのではなく、文の構成いわゆるアウトラインを考えることです。
日本語作文の場合は、日頃から使っていることもあり、ある程度文章の流れを思い浮かべることができるかもしれません(それでも構成を考えることは重要ですが)。しかしながら日常で使い慣れていない英語を、設計図なし書くことができるとは決して思わないでください。文章の設計図、それがアウトラインです。
基本的なアウトラインは、introduction(導入),body(本論),conclusion(結論)の3つで構成されます。introductionとconclusionは一つですが、bodyに関しては複数になることもあります。以下順に説明してきましょう。

 

introduction:テーマと主張を決める重要性

英作文でまず最初に考えるのは、文の導入部であるイントロダクションです。
導入といっても、日本語作文のような『皆様におきましては、ますますご健勝のことと…』といったような前口上ではありません。その英作文が何についての文章で、何を言いたいのかということをはっきりと示すのがイントロダクションの役割です。イントロダクションは、大きく分けて二つ、topicとthesis statementが必要で、より良い文章を書くためには、hookも必要になります。以下例をあげて説明していきます。

 

introduction-1.topic(主題)を選ぶ

まずは英作文の主題・テーマを選びましょう。テーマのない文章は作文ではなく、単なる日記になってしまいます。全ては最初に選んだテーマに沿って書き進めることになります。テーマから外れるようなことは書いてはいけません。読む人が一目でわかるように、明確なtopicを選ぶようにしましょう。文章に起こす時は、できるだけシンプルな文章で、簡潔にテーマを示すことが求められます。(例:日本の伝統料理である寿司について)

 

introduction-2.thesis statement(主題文)を考える

テーマを考えたら、文章全体のイイタイコトを考えましょう。thesis statementとは、その文章が何を言いたいのか、結論を導入部で明示する文章のことです。日本語的な感覚では、導入部に結論を書くことはあまりないかもしれませんが、英作文では thesis statementがないと、文章の主旨がわからない文章として、最悪読んでもらえない可能性もあります。(例:日本の伝統である寿司文化を輸出することは、大切なことである)

 

introduction-3.hookを考える

topicとthesis statementがあれば、introductionは形になりますが、もう一つ、hookを加えるとさらに良い文章になります。 hookとは、読者の気を引く文章のことです。
選んだテーマに則し、日常生活との関わりを示唆してみたり、衝撃的な事件や事実と絡めてみたり、読む人に面白そうだと思わせる文章がhookです。
(例:元来、欧米では魚の刺し身を食すという文化はなかったが、最近では世界中に寿司屋が出来ており、盛況を見せている。)

 

body:本論は詳細に説得力を持って書く

introductionを考えたら、body(本論)に取り掛かります。bodyは様々な書き方がありますが、もちろんテーマに即した内容でなければなりません。thesis statementを説明する文章がbodyです。
例えば、テーマが『小学校の英語教育の是非』で、あなたが『賛成』という意見も持っている場合、何故賛成なのかの根拠を示すのです。
その根拠は、「グローバル化による英語の必要性」かもしれませんし、「オリンピックによる外国人観光客の増加」かもしれません。本論はいかに説得力を持って自分の主張の根拠を示せるかにかかっており、英語力よりも、知識や教養が問われる腕の見せどころと言えます。

 

conclusion:結論

bodyにおいて根拠を示す算段がついたら、 conclusion(結論)を考えます。
結論については、少なくとも3〜5文の強い言葉で構成されることが望ましいです。それらは、topic、thesis statement、bodyのまとめの言葉である必要があり、新たな情報や主張を述べる場所ではありません。「故に〜である」「要約すれば〜である」といったような言葉で自分のイイタイコトを再度強い言葉で主張するのがconclusionです。thereforeやin shortなどといった英語が効力発揮するセクションです。

 

まとめ

以上は英作文を書く上で、必要最低限の構成です。この構成を怠った文章は、読んでもらえない可能性も高く、守るべきルールのようなものです。
細かい英単語や英文法を覚えるのも必要なことではありますが、まず自分の知っている範囲の英語で、introduction-body-conclusionという設計図を作り、その通りに書けるかどうか試してみるのが英語ライティング上達の第一歩となります。
最初は恐らく上手くいかないかもしれません。しかし設計図に通りに作文をする上で、どんな英単語や英語表現が必要なのかというのを気づくことができるでしょう。ただ闇雲に単語帳や表現集をあさるのではなく、自分に何が必要なのかをアウトライン作成によって知ることが、上達への道なのです。

 

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