家族と毎日交わす挨拶「行ってきます」「ただいま」「おかえりなさい」「いってらっしゃい」の4つを英語では何と言うのか解説します。
「行ってきます」「ただいま」は英語で何て言う?
「行ってらっしゃい」「行ってきます」又は「ただいま」「おかえりなさい」は日本を含めたアジアの風習で、英語にはこれら4つを全て直訳できる表現がありません。しかし、英語圏でもお見送りやお出かけは毎日のこと。では、「行ってらっしゃい」や「ただいま」は英語ではどのように言えばいいのでしょう?今回は、この4つのフレーズを紹介します。
「行ってきます」「行ってらっしゃい」の英語表現
1. See you later.
・A: Alright, Mom. See you later. (ママ、いってらっしゃい。)
B: See you later girl. I will be back in 2 hours. Do your homework!(また後でね。2時間くらいで戻るわね。宿題しなさいよ!)
A: Okay, Okay!(はいはい!!)
「行ってらっしゃい」に相応するフレーズはありません。ただ、英語には別れ際にSee you .「またね」と声をかけ合う習慣があるので、See you later. (また後でね。)やSee you next week.(また来週。)のように“次に会う時”を伝えると良いでしょう。「行ってきます」の代わりにSee you (later). と返すのもとても自然なやりとりです。
2. I’m going.
・A: Oops. I can’t be late. I’m going.(おっと、遅刻だ。そろそろ行くよ。)
B: Alright honey. What time will you be back?(あなた、行ってらっしゃい。戻りは何時?)
A: I will be back by dinner.(夕食までには戻るよ。)
B: OK, See you tonight. Have a nice day. (了解。また夜にね。良い1日を。)
「行ってきます」は「出発します。」「行きます。」と表現します。I’m going. の他にI’m leaving. I gotta go.と言うこともできます。 また、別れ際にHave a nice day.(良い1日を) や Have fun at school.(学校楽しんできてね。)と付け加えるのも英語圏ならではです。
■「ただいま」「おかえりなさい」の英語表現
1. I’m home.
・A: Hello! I’m home.(おーい。ただいま。)
B: Darling, you are early today.(あなた、今日は早いのね。)
I’m home. は「家に居ます」を意味し1番「ただいま」に近い表現です。例文のように Hello. と呼びかけるのも一般的。I will be home in 10minuets.(後10分で家に着くよ)とメッセージを送ったり、代わりに I’m back. と言うこともできます。ただ、I’m back. は「戻ってきたよ。」になるので、家に限定せず元居た場所に戻ってきた時に使えるフレーズです。
2. Welcome back.
・A: Hi! I’m back!(ただいま!)
B: Welcome home Daddy!(パパ、おかえりなさい!)
A: Hello princess. I’ve missed you!(やぁお姫さま。会いたかったよ!)
「おかえりなさい」はWelcome back. 相応しいでしょう。Welcome. だけなら「ようこそ」ですが back が付くと「あなたの戻りを歓迎します。」と言うこと。ただHi. How was your day?(やぁ。今日はどんな1日だった?) や Hey. You are home.(よお、帰ってたんだ。) と挨拶をするだけでも「ただいま」「おかえり」のニュアンスが含まれるので、挨拶を交わすだけでもOKです。
英語と日本語はいつもイコールではない
以上、「行ってきます」「ただいま」「おかえりなさい」「いってらっしゃい」の言い回しを紹介しました。今回のように文化や表現の違いなどから「日本語⇔英語」が直訳できないケースは多々あります。そんな時は、ニュアンスや“こんな感じ”を理解する柔軟さがとても重要になってきます。英語は言語であり、日本語と絶対にイコールではないと言う事を常に忘れないでくださいね。