TOEICスコアと学習時間の相関関係|就職活動とTOEIC(第7話)

今回は、TOEICのスコアと学習時間の相関関係について考えてみたいと思います。

TOEICに限らず、各種資格の取得には目安があります。例えば、弁護士は10000時間、会計士・税理士は5000時間~7000時間、USCPAは2000時間等がそれにあたります。TOEICについても一般的に言われている目安はあります。但し、他の資格とは明らかに異なるポイントがあります。それは、スコア別に分かれてくるという点です。

例えば、400点の人が100点上げて500点にする場合と800点の人が900点にする場合では明らかに必要な時間が異なってきます。約250-300時間の勉強で平均的にはレベルアップを図れるのに対して、後者の場合は約500-600時間と倍程度の時間が必要になると言われます。この他のスコアも目安を挙げておきます。500点の人が600点に上げる場合は、250-300時間、600点の人が700点に上げる場合は250-300時間、700点の人が800点の場合は500-600時間と言われています。

これを目安に各学校はカリキュラムを組んでいるケースが多い様です。独学される方の目安として、800点の人を例にとりますと、1日2時間程度の学習時間を確保し1年間継続して学習を行うことで次の目標となる900点台が見えてくるのです。これは中々手ごわい試験であることがお分かりいただけるのでは無いでしょうか。

また今から就職試験を目指す学生であと1年残りがある500点台の学生Aさんである場合、寝る間も惜しんで1日6時間の勉強を行えばなんと夢の900点台が見えてくるのです。一生を左右するとまで言われている就職試験で少しでも自分の希望に近づけるためであれば努力しても良い時間かも知れませんね。もし貴方が未だ1年生であり、この記事を読んでいただけたのならとってもラッキーでしょう。一日あたりの時間をあと3年あるので、Aさんの3分の1である1日約2時間を継続していただければ現在が同じ500点台でも就職する時期には900点台に到達出来る可能性があります。計画的に学習を進めてみてください。

以上の様に、TOEICのスコアと学習時間は一般的には相関があります。そしてスコアが高いレベル特に700点台を越したあたりから単位当たりの伸び率が鈍化する試験であると言う事がご理解頂けたのではないでしょうか。努力が報われる試験と運不運に左右される意見に大別するとすれば、確実に前者と言えますので、努力する人に向いている試験と言えます。この後は学習方法をスコア別にご紹介いたします。

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