TOEICの高いスコアが必要とされる職種とは|就職活動とTOEIC(第5話)

今回は、職種にフォーカスしてお話ししたいと思います。皆さんは就職活動をする際に何を基準に就職活動を行いますか。

人によっては会社名、人によっては働く場所、また給料等基準は様々であると思うのですが、昨今では中途で会社を移動しやすくなった事もあってか、職種を意識して活動する人が増加傾向にあると言われています。経理、人事、総務、営業、海外営業、経営企画、法務、技術、アナリスト、コンサルタント等様々な職種がありますが、中でも非常に高いレベルの英語を要求される仕事、これは法務であると言われています。

理由は法務が行う仕事は契約であるため、一つの翻訳ミスによって会社に多大なる損害を与える可能でいが孕むからです。従いましてTOEICは900点レベルが必須で、且つ入社後もMBAやロースクール等海外の大学に社費で留学し完璧な語学力を身に着けることを絶対条件とされる人種と言えるでしょう。逆に意外と思われるのが海外営業です。

とあるメーカーの人事部の課長である友人に先日話を聞いたところ、海外営業は600点もあれば問題ない。欧米に赴任すれば直ぐに伸びるでしょうし、アジアや中東等の非英語圏であればそもそも相手もそこまでレベルは高くないからであるとの意見です。確かに一理あります。自分がいくら完璧な英語を話しても先方が同じ土俵に乗っていないのなら、あまり細かな部分にこだわっていても交渉は進まないという考えなのでしょう。よって海外営業は比較的バーが低いと言う企業も少なくないようです。

では経理はどうでしょうか。経理も求める語学力はそう高くないです。理由は会計とは、世界共通言語である数字を用いるからです。よって専門用語は多少知っていた方が有利に働くが基本的にはルールは世界共通であるため、その会計ルールを覚えた方が良いという結論の様です。よって600-700点もあれば、新卒時点では十分という声が多いです。

あとは経営企画部、ここは様々な調整が必要な部署という意味で英語力が高い方が低いよりは当然評価される部署と言えます。ただ、ここの所属する新卒社員はそうそう多くないです。社内の各部署でそれなりの評価を得た人間が異動して来る職場である場合も多いのでそういった意味では最初に配属される部署にいる内にこつこつと英語力は上げていれば問題ないかと思います。最終的には800点台後半―900点台を目指しMBAの社内選考にひっかかることを目指せば良いと考えます。

五月雨式に職種別の目標を述べましたが、あくまで目安で各企業によっても異なる点ご留意願いたいです。

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