シャドウイングとディクテーションでリスニング力アップ!

僕が、大学生時代のころの話です。その時僕は文学部に在籍しており、専門は国文学でした。しかし、同時に英語の教員免許の取得も目指していました。そうすると必然的に授業数はかつかつとなり、ろくに遊ぶこともできません。そんな時、ある授業を見つけました。それは、上級英語という授業で、なんとTOEICのスコアによっては全く出席せずに単位を獲得できるというものでした。TOEICのスコア680以上というのが、単位認定の条件でした。その時の僕の英語力は高校時代からだいぶなまっており、スコア的には500前半ほどしかとれない有様でした。

TOEICスコア680というと、英語検定の2級に楽々合格し、準一級にギリギリ落ち、センター試験ならば9割は切らない、というくらいの英語力です。当時の僕にとってはかなり高いハードルに思えましたが、リーディングにはそこそこ自信があったため、挑戦する気になったのです。

まずは、自分の実力を正しく測ることから始めました。公式問題集を購入し、毎日自宅で模試風に時間を測ってテストを行いました。すると、衝撃的なデータが現れたのです。

リスニングスコアが200ほどしかないのです。495点のうちの200です。要するに半分も出来ていないわけです。さすがに、このレベルのリスニング力では、いくらリーディングに自信があってもカバーしきれません。早速リスニング力の向上を第一目標としました。

自分なりに調べてみると、リスニング力をつけるために最も効果的なのは、シャドウイングとディクテーションだという結論に至りました。シャドウイングとは、お手本となる英語の音声をすぐにそのまま繰り返す勉強方です。CNNなどのニュース番組をネットからダウンロードし、シャドウイングをしました。最初は、何を言っているのかわからず、ただ追いかけて発音することもできませんでしたが、同じニュースを完璧にシャドウイングできるまで、何度も何度も20回ほどは繰り返して読みました。それができるようになったら、今度はディクテーションです。ニュースを流しながら、今度はその英語を書き取っていきます。もちろんシャドウイングよりも難しいです。わからない単語は書けないし、わかっているつもりの単語もスペルがあやふやだったりで、自信をなくすこともしばしばでした。

しかし、この2つの学習の効果は抜群でした。本当に英語が聞き取れるようになってきたのです。リスニング問題は、当てずっぽうという感覚だったのが、リスニング問題が得点源という感覚に変わってきたのです。

リスニング力をつけるためには、このシャドウイング学習とディクテーション学習のダブルパンチが最適です。僕は、素材としてCNNのニュースを用いましたが、、TEDなどのプレゼン素材を使ってもいいと思います。そちらの方が、固有名詞が少なく、知的にも面白いものが多いと思いますので。

みなさん、英語力の向上を願っています。是非、参考にしてみてください。

26歳 M.D

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