今や英会話の基本形となっているHow are you? – I’m fine, thank you. And you? ですが、実はこの一連のやりとりは違和感だらけ！実際にネイティブが使っているHow are you?の他の言い回しを紹介します。
ネイティブが使う“How are you?”以外の聞き方5選！
現在、小学校でも導入されている英語の授業。最初の挨拶には必ずHow are you? が使われ、答え方はI’m fine, thank you. And you? だと教えられます。このフレーズは日本の英語教育において何十年と変っていません。しかし、ネイティブは毎日、毎回How are you?ばかり使っているわけではありません。では、実際に他にどんな言い回しがあるのか見てみましょう。
How are you? 以外のフレーズ
フレーズを紹介する前にお伝えすべき注意点があります。それはHow are you? と尋ねる真意です。How are you? は直訳すると「あなたはどうですか？」となり、学生の頃に学校で「お元気ですか？」を指す英語表現だと教わりました。ところが、ネイティブは本当に相手の体調が知りたくて会う人合う人にHow are you? と聞いているのではありません。ネイティブは挨拶としてそれを使っているんです。それを念頭に、今から紹介する5つのフレーズを見てくださいね。
1. What’s up?
How are you? の砕けた言い方がWhat’s up? です。とてもカジュアルな表現で、若い世代や仲のいい友達同士で使います。これに対する返答は特に決まっておらず What’s up? と質問で返しても良いし、Hey! Hi! のように「こんにちは。」やNothing much.（特になにも）と返したりします。ビジネスシーンには使えないので要注意。
2. Hey. (Hello. Hi.)
冒頭でも述べたとおり、ネイティブは挨拶代わりに How are you? を使います。なので、代わりに一言Hey. と言うこともできます。また、How are you? と聞かれた場合も Hey, how are you? と返したり、Hey. だけでも失礼ではありません。他にHello. やHi. と言ってもOK。友達や職場の同僚に使える一言です。
3. How’s it going?
こちらもHow are you? と同じくらい頻繁に使われるフレーズです。What’s up? は若者が使いますが、How’s it going? は誰が使ってもOK。カジュアルにしたければ Hey, how’s it going? と言いましょう。聞かれた場合、丁寧に答えたければ It’s going good. It’s going great. などと答えましょう。
4. How are you doing?
これはHow are you? と同じ意味ですが少しカジュアルに聞こえます。誰が使っても良い表現ですが、友達同士やフランクに話せる相手に使いましょう。ショップ店員などが「いらっしゃいませ」の代わりに Hi. How are you doing? と声をかけてきたりもします。
5. How’s life?
直訳は「人生はどう？」となり、日本人にとっては珍しい表現ですが意味はHow are you? と同じ。答え方はgood, great, not bad, wonderfulなど。他にHow’s life treating you?（人生は君をどう扱っている？）と聞かれる場合もありますが、意味はHow are you? と同じ。答え方も特別なフレーズはなく、前途のものを使えばOK。
挨拶代わりに気楽に使おう
いかがでしたか？ネイティブがいかにカジュアルにHow are you? やその他のフレーズを使っているかご理解いただけたのではないでしょうか？ちなみに I’m fine, thank you. And you? も違和感だらけ。決まり文句のように毎回同じ表現を返す必要はありません。聞き方にも答え方にも、日本人が学校で教わるような決まりはないんです。しかし、何も答えないのは失礼なので、軽く挨拶を交わす感覚で今回紹介したフレーズをサラッと使い分けられるとカッコイイですね。英語がとっさに出てこない時はHey. やHi. と一言返すだけで大丈夫。ぜひ、使ってみてくださいね。
