英語圏の方と話したりするなど日常的に英語に触れること

私の父親は母親の再婚相手で、外国人です。父はヨーロッパでの仕事が多かったため、私自身も小学校を卒業すると同時に海外に引っ越すことになりました。
日本では普通の公立小学校に通い、また英会話も一切習ったことのなかった私は、現地のインターナショナルスクールでも全然英語の授業が理解できず、クラスメートも言葉の伝わらない私を避けている感じでした。

ところが、一年ぐらいするともう英語を大体話せるようになっていました。もちろん、当時はネイティブの方からすれば笑ってしまうようなレベルだったと思いますが、ふだんの生活には全く困らない程度には理解できていました。
やはり、英語を使わないといけない環境にいることが大事なのだと思います。

やがて10代後半になってから、父の異動によって日本に帰国することになり、日本の美術系の学校に入りました。その学校では就職試験の模擬テストみたいなものを何度か行ったのですが、英語はいつも満点を取れていました。ところが、それ以外にはほとんど英語を使う機会もありませんし、クラスメートも「wasとwillってどっちが未来のことだっけ?」とか、「hello」などの簡単な綴りも書けないレベルだったので、私もだんだん英語や海外で覚えていた言語を忘れはじめていました。

海外にいたころにできた友達とも、SNSなどでたまにしか連絡を取らないので、英語に触れる機会が激減してしまったのです。
すると、父親からも「英語と○○語の勉強をしなさい!」と叱られるようになってしまい、どうにかしなくてはと考えるようになりました。

たまたまそのころ、学校に特別講師として来ていた男性が、私が以前住んでいた国の出身だということが分かりました。現地の言葉も通じますし、家族の話題など色々なことを話すようになったとき、彼から「英語と日本語、○○語を話せる人物を探している。また、美術のことも分かる人物がいい」と私に相談がありました。

実は彼は会社を経営しており、日本などでも事業を広げていきたいという考えを持っていたので、私に日本の社員としての白羽の矢を立てたということでした。私は英語などを使うチャンスがあるのなら、他の人よりはできると思っていたので是非就職させてほしいとお願いしました。

それからは、彼のもとで働き、日本での店舗の場所を探したり、海外から商品への問い合わせがあったら英語で答えたりしています。海外の社員さんとテレビ電話などで会議を行う機会も出てきたので、英語の力もだんだん伸びてきました。
日常生活で使う英語とビジネス英語は少し異なるのですが、これも会社員になってから学んだことです。

やはり必要な英語を使えるようになるためには、どんどん書いたり話したりしなくてはいけないのだと痛感しました。使わないとせっかく覚えたことも忘れてしまいます。毎日少しずつでもいいので、英語圏の方と話したり、英語に触れることを忘れないようにしてください。

26・YK

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