耳を鍛えるリスニング方法

社会人になって海外旅行に行くことが増えたのですが、中学校・高校で英語がとても苦手だったので、話せる英語は「Thank you」と「Hello」くらいでした。
日本では困らないですが、旅行に行くとレストランでの注文やホテルのチェックインなどができず、英語を話すことに苦手意識を持っていたので旅行も楽しむことができませんでした。

そこで、受験対策ではない、使える英語を習得すべく、さまざまな参考書をみたり、英会話の体験などをしたのですが、そのなかでも一番効果が出たのが英語のラジオを聴くことです。特にスピードラーニングの会社が収録している「speak up radio」はとても効果がありました。

このラジオは二人の男性が毎回きまったテーマについて英語で会話をするもので、日本語は一切ありません。1回20~30分程度なのですが、ひたすら英語での会話が流れます。最初聞き始めたときは2人が何を話しているのか、どうして笑っているのか、などわからず面白さが分からなかったのですが、1ヶ月くらいたった頃から「あ、今この英単語言った?」というように、だんだんと聞き取りができるようになりました。

もともと英語の勉強用のラジオなので、話されている英単語は中学~高校レベルで、文法も分かりやすいものを選んでくれているので、耳が英語になれて聞き取れるようになると、不思議なくらい英語が聞き取れ、内容が分かってきました。

テーマは硬いものではなく、たとえば「アイスクリーム」がテーマの回は、「どんな味のアイスクリームが好きか」という会話がメインになります。
1週間に1本くらいの頻度で更新され、バックナンバーも全部聞きなおせるので、通勤のバスの中で毎日1本聞いていました。

その後イギリスに行くと、今まで呪文のように聞こえていた英語がきちんと言葉として聞き取れ、内容も理解することができました。
ずっと聞くのみの勉強をしていたためリスニングの能力がとても伸びていたのかなと思います。また、聞き取ることができると、話す際もネイティブに近い発音が身についているため、こちらが話した英語を一度で聞き取ってもらえ、それに対する返答も聞き取れるため、きちんと会話を成立させることができました。

また、リスニング・スピーキングだけではなく、毎回のテーマが「車」「野菜」など絞られたテーマについての会話になるため、普段日本で食べている野菜の英語名が分かったり、日本とアメリカの車文化の違いを知ったりと、英語の能力だけではなく、外国の文化も知ることができます。

海外でスーパーに行くと、普段食べている野菜とは形が違っていたり、缶詰などでは文字から情報を読み取らないといけないので、自然と知っている単語が増えていることも旅行をする上ではとても役に立ちました。

このラジオで身に付いた英語力のおかげで、海外旅行を更に楽しめるようになりました。
学生時代は単語や文法を覚えることばかりでしたが、そもそも英語は知識ではなくコミュニケーションの道具なので、使えることで自信も身に付きました。

25歳 S.N

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