30日で学ぶ高校英語|Day18【不定詞のおはなし③to不定詞と原形不定詞】

to不定詞は、基本3用法や熟語のほかに、他動詞のあとで使うことや、疑問詞のセットとしても使うことができます。また、原形不定詞は、法助動詞のあとに用いるほかに、第5文型(S+V+O+C)の補語Cになることができます。

 

他動詞のあとで使うto不定詞

wantやneed、hopeなどの他動詞のあとに、to不定詞【名詞的用法】を目的語として使うことができます。

(例1) I hope to learn English more.

「私はもっと英語を学びたいと思う

「~することを」の表現については、動名詞をとるパターンもありますが、以下の他動詞を使う場合については、動名詞をとることができず、to不定詞のみとなるので注意が必要です。

*want (欲する) *hope(望む) *wish(願う) *decide(決定する)

*allow(許可する) *agree(同意する) など

※他動詞の先に、to不定詞の動作があるイメージです。toが持つ「矢印の先」のイメージですので、”未来志向のto”と意識しておきましょう。

これらの動詞では、同じ「~すること」という表現でも、動名詞【~ing】にすることはできません。なぜなら、動名詞になじむのは、【時間に関係のない一般的な事柄】、【既成事実】、【消極的内容】だからです。詳しくは【動名詞】の課で扱います。

 

そのほかに、【S+V+O+to不定詞】の使い方をすることもできます。

(例2) I asked her to bring the notebook.

「私は彼女にそのノートを持って来てくれるように頼んだ」

【~する方向で尋ねる】という言葉のイメージになるので、「~してくれるよう頼む」という意味が出てくることになります。

 

(例3) I wanted her to cook yesterday, but I didn’t ask her because she was tired up.

「私は昨日彼女に料理をしてもらいたかったが、彼女が疲れ果てていたのでお願いしなかった。」

【~する方向を欲す】という言葉のイメージになるので、「~してほしい」という意味が出てくることになります。

 

(例2)ではask A to do、(例3)では want A to doという表現を扱いましたが、その他にもget A to do(Aにdoしてもらう…使役動詞のget参照)などもこの部類に含まれます。

 

疑問詞+to不定詞

疑問詞(wh-で始まるか、how-で始まる語)の直後にto不定詞を用いることで、【疑問詞の内容でする方向となるか】というニュアンスをつくることができます。

(例3) I don’t know how to play baseball.

「私は野球の仕方がわからない」

 

この文の逐語訳を考えると、【私はどのように野球をする方向になるのかわからない】というところから、日本語としてもっと自然にするため、【野球の仕方】がわからないと表現することになったものです。

 

他動詞+目的語+原形不定詞

まずは、to不定詞のおさらいの意味も含めて、次の図をご覧ください。

この例では、司令官(ボス)のような人が、スーパーマンのような人に、「現場に急行するように飛んでくれ」と話すことを指示しています。そして、そこでmakeを使うのか、orderを使うのかというところで、実際に指示を出す場面と、スーパーマンのような人が飛んでいく場面との「間」の違いを表すことができます。

orderを使った文では「命じられてから飛ぶ」というイメージになりますが、makeを使った文では、「命じられて直ちに飛ぶ(ことがある)」というイメージになります。その違いは、他動詞が原形不定詞、つまり「動作が直ちにされうる」というイメージに結びつくかということです。

<使役動詞>

*let (~させる(自由意志で)) *have(~させる(してもらうイメージ))

*make(~させる(有無を言わさず))

<知覚動詞>

*feel(感じる) *hear(聞こえる) *see(見える) *notice(気づく)など

 

原形不定詞の構文

had better 原形不定詞>

「~することをよりよいものとして持つ」というニュアンスから、「~したほうがよい」という意味になります。通例、このhadのような過去形は、「仮定法過去」など、実現可能性が低い事や、実現に相手の意思も必要なことなど、控えめな表現で用いられますが、このhad betterはちょっと別物で、注意が必要です。

このhad betterは、実は【~しないと大変なことになるだろう】という意味が込められています。直後に原形不定詞が来ているということは、先ほどの図にもあるように、原形不定詞で表される動作がすぐイメージに浮かぶ状態となり、そのぶんリアリティがあることになります(だからといってこの構文でto不定詞にすることはできません)。

(例4)Today the traffic is too heavy. You had better not cross this road.

「今日は交通量がとても多いね。この道は横切らない方がいいよ」

この文では、【横断に危険が伴う】ということを示しています。

※notは原形不定詞の内容を否定したいので、原形不定詞の前に入れます。

 

(例5)You’d better leave now.

「今、立ち去った方がいいよ」

文脈によっては、「立ち去らないと危害を加えるぞ」という意味にもとられかねないので注意が必要な表現です。

 

would rather 原形不定詞 (than)

「むしろ~したい」という意味で使われる構文です。ratherが「むしろ」という意味を持つ副詞であるので、構文というよりは、wouldという法助動詞(意思を表す仮定法過去)の直後に用いられる原形不定詞となります。

(例6) I would rather get home than go into the room.

「私はその部屋に入るより、むしろ家に帰りたい

 

練習問題

24.次の(1)~(5)の英文①・②の組み合わせが、ほぼ同じ意味になるようにするとき、( )に当てはまる語句を答えましょう。

 

(1)①My father advised that I should read more books.

②My father advised me (        ) (          ) more books.

(2)①I saw him yesterday. He entered the store.

②I saw him (        ) the store.

(3)①Please allow us to use this room.

②Please (        ) us (          ) this room.

(4)①It’s dangerous for you to drive like this.

②You (          ) (           ) drive safely.

(5)①I don’t know when I should visit his house.

②I don’t know (          ) (          ) visit his house.

 

練習問題22.の答え

(1)① My favorite subject is math and I study it every day.

「私の好きな科目は数学で、いつも勉強します」

② I like ( to ) ( study ) math.

「私は数学を勉強することが好きです」

(2)① We took the first train and got there early.

「私たちは始発の電車に乗って、早くそこに着いた」

② We took the first train ( to ) ( get ) there early.

「私たちはそこに早く着くために、始発の電車に乗った」

(3)① I want to visit there in two years.

「私は二年以内にそこを訪れたい」

② I have a strong desire ( to ) ( visit ) there in two years.

「私には二年以内にそこを訪れたいという強い欲求がある」

(4)① The book was so difficult that I couldn’t read it enough.

「その本は私には難しくて、十分に読むことができなかった」

② The book was ( too ) difficult ( for ) me ( to ) read enough.

「その本は、私むにはとても難しい」

 

練習問題23.の答え

23.次の(1)~(3)の英文の間違いを訂正しましょう。

(1) It was rude of him to blame me in front of many people.

「たくさんの人の前で私を非難するなんて、彼失礼人だ」

(2) It is certain that he win the contest.

「彼がコンテストに優勝することは確かだ

※certainはto不定詞を使うよりも、「確か」と断定するので、that節になります。

(3) It is easy for him to read this book.

彼にとってその本を読むことは簡単だ」

 

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