30日で学ぶ高校英語|Day17【不定詞のおはなし②to不定詞の使い方】

中学英語までは、不定詞、分詞、完了形など、文法の名前ごと覚えなければならないようなイメージはありませんでしたでしょうか。しかし、覚えることばかりになると、そもそも不定詞が意味するものとはなんであるのかを見失い、モチベーションが下がってしまうことも想定されます。

前回のDay 16では、そもそも不定詞とはどういう言葉なのかということと、to不定詞以外にも、原形不定詞というものがあることについてお話ししました。今回は特にto不定詞にスポットをあて、お話してまいりたいと思います。

 

to不定詞の使い方

 【基本3用法】

to不定詞のtoが表す「~する方向」というニュアンスから、その用法として代表的なものは次の3つとなります。

 

*「~すること」を表す「名詞的用法

(例1) To do this survey is interesting.

「この調査をすることはおもしろい」(主語として)

英単語の持つイメージに忠実に訳すと、【この調査をする方向というのは】となり、これをもっと日本語らしくすると、「この調査をすることは」となります。

 

(例2)I want to know more about it.

「私はそれについてもっと知りたい」(他動詞wantの目的語として)

英単語のもつイメージに忠実に訳すと、【それについてもっと知る方向を欲する】となり、これをもっと日本語らしくすると、「それについてもっと知りたい」となります。

このように、他動詞の目的語として、名詞的用法のto不定詞を選択することもできます。

 

(例3) His hobby is to read books.

「彼の趣味は書です」(補語として)

英単語の持つイメージに忠実に訳すと、【彼の趣味は、本を読む方向だ】となり、もっと日本語らしくすると「本を読むこと」や「読書」となります。また、His hobby と to read booksは、イコールの関係になりますので、このように補語としても用いることができます。

 

*名詞を修飾し、「~するための」という意味を表す「形容詞的用法

(例4)I need a laptop to make documents.

「私には資料を作るためのノートパソコンが必要だ」

to makeは直前にあるlaptopを説明している関係になります。英単語の持つイメージを忠実に訳すと、【資料を作る方向のノートパソコン】となり、もっと日本語らしくすると「資料を作るためのノートパソコン」となります。

 

(例5)I need something to believe in.

「私に信じられる何かが必要だ」

名詞somethingを修飾するto不定詞ですが、believe in ~「~(の存在など)を信じる」という熟語に用いる前置詞inまで、to不定詞の句として1セットにしてしまいます。

 

*目的・原因・結果・理由などを表す「副詞的用法

(例6)I got to my office early this morning to prepare my job today.

「私は今日の仕事に備えるため、今朝早く出社した」(目的)

この文では、「早く会社に着いた」という動詞句の目的を、「今日の仕事の準備の方向」というニュアンスのto不定詞で表したものです。

※さらに目的の意味を強調したin order toなどは、次の課で取り扱います。

 

(例7)I’m glad to see you again now.

「今あなたに再びお会いすることができてうれしいです」(原因・感情)

会う方向になって】うれしい、ということを表しています。

 

 【to不定詞を用いた構文】

 It is 形容詞 (for/of ) to不定詞>

*主語を検討するとき、「~することは」などと長くなる場合、先に形式的なit(形式主語)を置いて、to不定詞句をあとにすることがあります。この場合、形式主語のitに対して、to不定詞句を「意味上の主語」といいます。

(例8-1)It is important for us to take regular exercises.

「私たちにとって、定期的な運動をすることは重要なことです」

※形容詞が「人の性質」等に係るものについては、forではなくofを使います。

(例8-2)It was careless of me to forget submitting the assignment.

「課題の提出を忘れるなんて、自分はうっかりしていた」

※to不定詞を意味上の主語にとることができない動詞があります。それは、その動詞が、【真実味がある】か【明らかにありえない】かという場合です。

(例8-3) It is evident that his letter shows his affection.

「彼の手紙に、愛情が示されていることは明らかだ」

※逆に、that節をとることができない形容詞もありますので注意が必要です。それはto不定詞になじむ「その方向」というニュアンスを活かさなければならないものです。

(例8-4) It is impossible for me to write a report in two hours.

「私にはレポートを2時間で書くなんて不可能だ」

 

too 形容詞+to不定詞>

<~する方向には、あまりに【形容詞】だ>という感覚から、「~するにはあまりに…だ」という表現として用いられています。

(例9)Today is too cold to go out.

「今日は外出するにはとても寒すぎる」

≒ Today is so cold that I can’t go out.

「今日はとても寒いので、私は外出できない」

 

be to 不定詞>

<まさに~する方向の状態だ>という感覚から、予定や義務・命令・可能などを表します。

(例10)She is to hand in her report next Monday.

「彼女は来週月曜にレポートを提出することになっている

 

<独立不定詞構文>

文全体を修飾する不定詞の熟語です。

(例11)Needless to say, kids are strictly prohibited to smoke or drink alcohol.

いうまでもなく、子どもは喫煙も飲酒も固く禁じられている」

その他、to tell the truth(実を言うと)、so to speak(いわば)、to begin with~(はじめに)、to be sure(確かに/念のため)などがあります。

 

練習問題

22.次の(1)~(4)の英文①・②の組み合わせが、ほぼ同じ意味になるようにするとき、(  )にあてはまる語句を答えましょう。

(1)① My favorite subject is math and I study it every day.

② I like (          ) (           ) math.

(2)① We took the first train and got there early.

② We took the first train (         ) (          ) there early.

(3)① I want to visit there in two years.

② I have a strong desire (         ) (           ) there in two years.

(4)① The book was so difficult that I couldn’t read it enough.

② The book was (          ) difficult (          ) me (          ) read enough.

 

23.次の(1)~(3)の英文の間違いを訂正しましょう。

(1) It was rude for him to blame me in front of many people.

(2) It is certain for him to win the contest.

(3) It is easy that he reads this book.

 

練習問題21.の答え

(1)I want ( to have ) another glass of water.

「私はグラスにもう1杯の水がほしい」

(2)They have ( to practice ) hard ( to win ) the first prize

「彼らは優勝するために一生懸命練習しなければならない」.

(3)Finally, I got my teacher ( to answer ) my question.

「ついに、私は先生に質問に答えてもらった」

(4)This music made me ( move ) hard.

「この音楽は私を激しく感動させた」

(5)( To know ) the truth sometimes becomes cruel.

「真実を知ることは時に残酷だ」

(6) I would ( like to ) ( have ) a cup of tea, please.

「私にもう一杯のお茶をください」

 

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