英語を学ぶ際、基本的に単語や文法等から始める方が大多数だと思います。ある程度、大人になって始めるのであれば、それは決して間違った勉強法とはいえないと思います。
しかし、私はある程度単語を覚え、文法を理解してから英語脳を作り上げて行くところに次の課題がありました。
日本に住んでいると大して外国人と関わる機会もなく、ましてや英語を意識することなどほとんどなくアウトプットする機会も去りませんでした。
そんなとき、私は海外ドラマで勉強をしました。
海外ドラマで学習する、ということの利点は勉強しているという感覚がないままに学べる、という点ではないでしょうか。
もともと英語力アップのために見始めたアメリカのドラマにはまってしまい、10シーズンもあるドラマを何度も何度も繰り返し観たことが、自分の英語力アップに繋がったと感じています。
海外ドラマ、と一言で言っても数え切れないほどの数があり、そのどれもが学習に相応しいわけではないと思います。一番いいのは自分が興味を持て、飽きずに観られる作品だと思いますが、とくに英語学習者にオススメなのはシチュエーションコメディと呼ばれる一話完結型のドラマです。
ミステリー等だと、専門用語などが多く出てきて少し難しくなってしまうので、日常英会話で構成されているシチュエーションコメディの方が向いているように感じます。
学習法は1話につき計4回観るということです。
私はフレンズというアメリカのドラマを観ました。
1度目は字幕なし・英語音声で観ました。それではまだまだわからない表現等が多いと思いますがとにかく1話が終わるまで停止せず観終えます。
そして2回目もまた同じストーリーを観ます。今度は英語字幕・英語音声で観ます。すると先ほどなんとなくしかわからなかった表現がわかってきます。
そして3回目には、日本語字幕・英語音声で観ます。この3回目はいわば答え合わせのようなものです。3回とも英語で観ているので英語表現はしっかり頭に入ってきますし、3回目に観る日本語字幕でしっかり意味を確認することができます。
最後の4回目には再度字幕なし・英語音声で観ます。その際、ディクテーションします。ディクテーションというのは、聞こえてくる英語をそのまま後に続いて口に出すことです。そうすることによって英語の表現方法を更に強く頭にインプットすることができますし、発音も学ぶことができます。
こうすることで語彙力・発音・スピーキング力・日常会話で使える表現力も養うこともできます。更にもっといえば、スラング等も学ぶこともできるので、実践に繋がってきます。
私はこれを繰り返すことで、英語が自然と口をついて出てくるようになりました。
文法や語彙力が全くない状況でこれを始めると何がなんだかわからくなってしまうので、そういう方には3回目、2回目、1回目の観方で観るという方法もおすすめです。
27歳 H.Y