ディクテーションでライティングとリスニングの力を同時にアップ!

英語を学ぶ方法の1つに、ディクテーションがあります。ライティングとリスニングの総合力を高めるには、有効な手段なのです。

 

速記のように全てを書き取っていくディクテーション

そもそも英語の音声は、聞き流してしまう事もよくあります。一旦は耳にする訳ですが、それが一字一句正確に頭に残っている訳ではありません。聞いた単語の一部分は聞き逃すケースが殆どです。

ところでディクテーションというのは、いわゆる精聴に該当します。日本でも、たまに速記が行われている事があるでしょう。重要なやり取りなどは一字一句記録されているのです。それと同じ作業を、リスニング時に行う事になります。

やり方は非常にシンプルで、日本語の速記と同じく全てを正確に書き取っていく事になります。一文字でも間違えない姿勢で、ディクテーションを行う訳です。かなり時間がかかる作業ではありますが、ライティング力などを高められる効果は期待できます。

 

ライティングとリスニングの訓練を同時に行える

リスニングで正確に聴取する為には、もちろん聴解力は求められる事になります。それと同時に、ライティング力も意外と求められるのです。

相手が話している発音を全て正確に聞き取る為には、実は意外と高度なライティング力が必要です。ある程度は文法の知識を知っている必要はありますし、もちろんヒアリング力が求められるのです。ヒアリング力がゼロでしたら、書き取る事もできないでしょう。

ですからディクテーションを行うという作業は、ライティングとリスニングを同時に訓練できる訳です。この作業は、極めて地味ではあります。しかしその2つの力を同時にトレーニングできるメリットは大きいので、少なくとも1回はディクテーションを行ってみると良いでしょう。

 

重要な局面の前にディクテーションをしてみる

特におすすめなのは、何かの理由で相手の英語の文章を正確に理解したい時です。

そもそもビジネスシーンでは、失敗は許されません。時には取引先と交渉をする事もあるでしょう。そのビジネスシーンでは、間違いは許されないのです。もちろん英語で交渉をする時も、それは同様です。

そういう重要局面の少し前のタイミングで、ディクテーションを行ってみる良いのです。それも、自分よりも少しハイレベルの教材で書き取ってみるのがおすすめです。

実際にそれを実行すると分かりますが、ネイティブの話が非常に簡単に聞こえてきます。ハイレベルな教材を精聴しているので、ある意味それも当然です。相手の話を聞き逃すのを防止する訓練を行うという意味でも、上記のような重要局面に先立って、試しにディクテーションをしてみると良いでしょう。

英会話レッスンを受ける前にディクテーションしておく

ちなみにディクテーションという作業は、英会話スクールに通っている方々にも有効です。英会話スクールでレッスンを受けるなら、当然ネイティブの発音を聞く事にもなるでしょう。しかし時には、ネイティブの話を聞き逃してしまう事もあるのです。

ところがレッスン前にディクテーションを行っておくと、だいぶネイティブの話も簡単に聞こえます。実際には全て聞き取れているとは限らないのですが、やはり相手の話が簡単に聞こえるだけでも、随分とレッスンが楽に感じるものです。ですからレッスン前の精聴も、大いにおすすめです。

 

まとめ

ディクテーションは、総合力を高めたい時には極めて有効な手段です。普段使っている英語CDなども用いて、時には書き取ってみると良いでしょう。

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